宮本先生歴史授業「いのこ」編

2021年12月15日 16時36分

 宮本先生歴史授業「いのこ」編です。

 まずは「いのこ」の歴史から解説が始まりました。「いのこ」は中国発祥で、日本では九州から中国地方に伝わる風習で、秋の収穫後に田の神を山に帰すために石をつくのだそうです。愛媛県では、古くは北宇和郡に1823年の記録が残っていますが、石の重さや歌などは、現在とほぼ変わっていないそうです。

 また、石をつくときに歌われる歌も、大きくはいくつかの共通する内容があり、地方によって細かい部分が違っているそうです。岩城の中でも地区によって歌が違いますから、たいへん興味深いものです。また、2枚目の写真にあるような「のし」も地区ごとに違うそうです。

 生徒たちは普段何気なく活動している「いのこ」に、こんな歴史があることを学びました。