宮本先生歴史授業
2023年4月18日 15時10分今日は宮本先生を講師にお招きし、岩城の歴史授業を行いました。
まずは年度初めということで、この歴史授業の目的についてお話がありました。
BIGINの「島人ぬ宝」の歌詞を紹介しながら、自分の生まれ育った故郷について、将来島の外に出ても、他の人に話すことができる人になってほしいと述べられました。
今日のお話は「とんど」でした。
「とんど」は毎年1月15日に行われる行事で、歴史的には鎌倉時代の宮中行事の左義長(さぎちょう)から来ているとのことでした。普段しめ縄や門松を唯燃やすのはなかなか気が引けますが、「とんど」では、燃やすとき尊い(とうとい)という言葉掛けをしており、それがなまって「とんど」となったと言われています。
岩城の西部地区ではこの「とんど」が今でも行われています。宮本先生は、何かをなくすことは簡単だが、それを再開するためにはものすごい労力を必要とする。そのせいでいろいろな行事が寂れていってしまってしまっているので、是非ともこうした行事を続けていってほしいと語られていました。
生徒はこうした「とんど」など、代々受け継いできた伝統文化を次の時代につなげていくために、自分ができることをこれからも続けていきたいなどの感想を持つことができました。